こんにちは、りえです。今日は、仕事とバセドウ病について書いてみたいと思います。
バセドウ病。歌手の綾香さんなどが休養したことで知られるようにはなりましたが、名前は聞いたことがあるけれど、どんな症状の病気なのかよくわかりませんでした。
いま、仕事をしながら、メルカゾールを飲みながらの治療をしています。薬のおかげでずいぶん楽に生活も出来るようになりました。仕事にも行けるようになりました。
バセドウ病で働くこと
りえは、いま働きながら治療をしています。薬を服用して、日々変わりなく生活しています。治療を開始して、3年、日中に病気のことを考えることもありません。
バセドウ病と気づかずに、ただの疲れだとか、別の病気との思い込みから適切な治療が遅れると、身体が衰弱し、歩くことすらできなくなります。
できるだけ早く治療を開始してください、そうすれば、体は劇的に楽になります。
バセドウ病の治療方法は、大きく3つあります。
- 服薬
- 手術
- アイソトープ
りえの場合は、1,服薬での治療をしています。一番多くの方が取られている、治療方法だと思います。
薬の副作用や、治療方針の転換で手術やアイソトープ治療を選択される場合もあります。こちらのブログでは、メルカゾールでの服薬治療の経過報告と仕事との付き合い方をお伝えしています。
薬の量は、血液検査の数値を元に、主治医が増減調整しながら服用します。
時々、薬を飲むのを忘れてしまう時もありますが、あまり堅苦しく考えずに気長に治療を進めています。
普段は、病気のことを忘れて仕事もできています。今は身体も快調です。治療は、とても大事です。
薬の服用を始めてから、約3週間くらいすると効果が現れはじめ、身体がとても楽になります。
治療開始からの3週間。この間は、できるだけ身体を休めるようにしてください。仕事も家事も休んでください。ほぼ、安静がいいです。
バセドウ病と診断された当時の状況と失敗
バセドウ病と診断された時は、今までの体調不良の原因が判明して良かったという気持ちの方が強く、治療を軽く考えていました。
やっぱり病気だったんだと納得し、薬を飲めば治るのだと軽く考えていました。
どうして、動機がするのか?
どうして、こんなに疲れるのか?
どうして、仕事が思うようにできないのか?
どうして、家事をする気が起きないのか?
すべての答えが、バセドウ病だったから。
安心して通院を午前中に済ませ、午後から普通に出勤しました。
当日に処方された薬を持って、何事もなかったように勤務についたのです。その日は、残業の予定の日でしたので、疑いもなく勤務していました。
体調は、ずっと悪かったのですが、病名がついたことは上司に知らせておこうと思いました。「一応伝えておこう」くらいの軽い感じでした。
しかし、医者から仕事を続ける上での注意点を聞くのをすっかり忘れていました。
そもそも、「休む」という概念が無かったので、聞いてなかった。
午前中に医者からは、今の状態は24時間マラソンをしているのとおんなじですよ。と言われていたのです。
24時間マラソン。
マラソンって1時間でもしんどいです。それが、24時間です。
考えればわかることですね。ゆっくりしていなさい、ということでした。でも、わかってなかったんですよね。
身体は、限界でした。
そして、立っていられなくなってきました。
今までは、考えずに普通に出来ていたことが、出来なくなる。
病気ですものね。当たり前といえば当たり前です。薬を飲みながら、変わらず仕事出来ると思っていました。甘かった。
ほぼ気絶状態におちいりました。
診断当初の様子、反省をこめて
バセドウ病と診断されるまでに現れた初期症状についてバセドウ病治療開始
診断されて二日目。
仕事で、立っているだけでふらつくようになっていました。気力だけで立っている、喋ってる、そんな感じです。
冷や汗なのか、汗がだらだらと落ちました。近くにいる人もびっくりしたと思います。
どこの企業もそうだと思いますが、経費削減イコール人経費削減。ギリギリの人員です。急には休めない。
りえの業界では、シフト勤務が普通。朝、昼、夕と3交代くらいに分けられて交代で勤務しています。
シフトはもっと細かく時間が設定されています。朝の準備の人員は、最小限です。
電話で休むことなど、はじめから頭にありません。
這ってでも出勤する、業界の人ならわかるかな。自分の休日以外に休むなどありえない。
顔から血の気も引き、体がふらつきだしました。異常です。今までに経験したことのない変調でした。眼の前が真っ暗になって動けない。
即、早退しました。
それでも翌日は、どうしても外せない業務があり、全員出勤の日。フラフラになりながら出勤、仕事をしました。
4日目、とうとうベッドから起き上がれなくなりました。
前日の勤務で精魂使い果たしてしまって、言葉の通り動けなくなっていました。気力も体力も使い果たしていました。
バセドウ病って、こんなに疲れるし動けなくなるものなんだとびっくりしました。
自分は、病人なんだということを思い知ったのです。インフルエンザの高熱で体が動かない、あの感覚に似ています。
身体が、重くて動かない。自分の意思で動けなくなる、本当に病気は恐いです。
メルカゾールの服用の効力が現れるのに、3週間は必要です。薬を開始しても身体は、思うようには動かないのです。
決して無理はしないでください。このあと、2週間。ベッドから動けなくなってしまいました。
診断書を提出し、休みましょう
最悪な状態をへて、会社から休むようにと言われました。
気絶して寝ていた間に上司が人事への手続きを済ませ、次の検査までの3週間、休むことになっていました。
担当医も、すぐに診断書を書いてくれました。
診断書は書いてもらえます。心配要りません。休業期間についての相談にものってくれます。
医者は患者の味方です。バセドウ病の、甲状腺刺激ホルモンの数値次第では、絶対安静案件なのです。
経験上、はじめの3週間の自宅療養は必須だと思います。
初めの1週間は、食べる時以外は全く動きませんでした。動けませんでした。
一番つらかったのは、食料の買い出しと調理です。起き上がるのが辛い。でも、お腹は異常に空腹。コンビニが隣ならいいのにと真剣に思いました。
バセドウ病は、代謝が異常に活発になるので、動いていないのに、激しい運動をしたような状態になっていて、体重がみるみる減っていきます。
高たんぱく高カロリーの食品を取らなくちゃいけないと思いながらも、そのために身体を動かすことができませんでした。
このままでは、栄養失調になってしまうかも?と、もうろうとした意識のなか考えつつ、近くにある物を取り敢えず、口の中に放り込むという日々でした。
2週間を過ぎたくらいから、やっと身体が軽くなってきました。
動ける。
体重管理も気にしながら、食事に気を付ける。一人暮らしだと、とてもきつい状態です。
薬が効き始めて、身体が軽くなってきても、疲れやすいです。楽になったからともとのような活動はやめましょう。ゆっくりと仕事に、日常生活に復帰して行きましょう。
いま、仕事を続けています。
それは、診断当初にゆっくりと休養し、体調を整えたからだと思います。
自宅で療養出来るのが、一番!ですけど、みんなそうはいきせんよね。ただの怠け者と思われるかもしれませんが、本人はとてもつらい状態なんです。周りの理解も必要です。家族のサポートは大事です。
治療は長くなるので、仕事はやめないで続けるように考えてください。体力が落ちるので、力の要らない仕事だといいですよね。
りえの仕事は、結構力を使うのでこれからが心配ですが、頑張って続けていきます。ストレスも大敵です。
あまり思いつめないように、ゆったりと気分転換出来る環境も整えつつ。辞めちゃダメですよ。
バセドウ病は、100人に1人がなる病気だそうです。りえの同僚にも、辞めていった人もいます。とても、疲れるので、立ち仕事は辛かったのだと思います。
そのときには、わかってあげれなかった。
バセドウ病は、発病から数年はのんびり過ごすのがいいと思います。休めるなら、やめずに休む。自分の身体にとって、心の健康にとって前向きな休職を考えてみてください。
病気治療も長期化するので、ゆっくり休養してから、時間を調節して仕事を続けるようにしていきましょう。
配置場所を変えてもらえるなら、相談してみるのも手です。やめるのは、最後の最後の手段で、いつでもやめれるのだから、ちょっとあがいてみましょう。
りえは、同僚に迷惑をかけて休ませてもらっているので、申し訳ないですが、先が長い闘病生活には、お金も必要ですから仕事は続けます。いつ誰が、病気や事故に会うかはわかりませんよ。
明日は、我が身。みんな同じです。お互い様と思いやれる人、社会に感謝しながら、わがままに今の会社で働きます。
頑張りましょうね。
薬を飲みながら、体調を管理して仕事は続けていきましょう。辞めたら、また新たな仕事を一から覚えるストレスとも戦わなくてはいけなくなる。
薬で身体はずいぶん楽になります。手術したら、もっとすぐに効果は出ると思いますが、慣れた仕事なら、工夫しだいで、大丈夫。できます!
治療しながらの、仕事。頑張りましょう!
一緒に戦いましょう。
バセドウ病になったばかりの50代です。とても勇気付けられました。
ヒトミさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
私も励みになります!前向きにゆるく頑張りましょう!