「ギフトアドバイザー」百貨店協会の認定資格って知っていますか?

こんにちは、りえです。今日は、りえが働いているデパートについてのお話です。
実はりえはギフトアドバイザー2級と言う資格を持っています。

似た資格に販売士というのがあります。これは商工会議所が認定している資格です。
こちらも、2級を持っていました。ギフトアドバイザーを取得した時に、更新を止めたので、今は持っていません。

資格って国家資格以外は、いろんな団体の認定資格なんですよね。

 

そこで、百貨店協会が認定資格を始めました。2003年4月に開始された比較的新しい資格です。正式には、百貨店プロセールス資格といいます。

 

プロセールス資格には、フィッティングとギフトの2種類があります。今日は、このうちのギフトアドバイザーについて、お知らせしたいと思います。

 

2017年10月厚生労働大臣より国家指定試験機関に百貨店協会が認定されました。 新たに国家資格として「接客販売技能士」が誕生しました。 現在認定されている「プロセールス資格2級」以上の保有者も、国家資格に移行することが出来ます。 特例講習と認定試験が毎年6月に実施(2024年3月までの特例措置) 合格者には、国家資格を認定する。

百貨店プロセールス資格の国家技能検定への移行、特例講習を受けて

目次

百貨店協会の認定資格

りえは、ギフトアドバイザー第一回目の認定試験を受けました。3級から1級まで3段階ある資格です。

 

2級も3級もテキストは同じです。3級は、通信教育で学べてレポート提出で認定されます。

 

2級は、協会加盟百貨店での勤務者である事(申し込みも結果も協会からデパートに伝えられます)、2日間の教育を受ける事、そして実技と筆記の認定試験があります。

 

初めて行われる認定試験でした、講習会でも試験内容がおそらくこうだろう?という流れで進みました。

 

ギフトアドバイザーより先に始まっていた資格に、フィッティングアドバイザーがあります。

 

百貨店は、婦人服が大きな売り上げのウエイトを占めているので、婦人服と紳士服のスペシャリストの認定からスタートしています。

 

りえは入社以来、雑貨ばかりを担当していました。服飾関連の売り場ではなかったのでフィッティングとは縁がありませんでした。

 

 

研修は、梅田で2日間がっつり行われました。A4の分厚いファイルにコピーされたテキストが挟まっていました。研修には西日本の各地から泊まり込みで、様々な同業者の販売員さんが参加されていました。

 

会社から任命された人・自主的に参加された人・百貨店の社員・取引先メーカーの人・本当に年齢も担当商品も様々でした。

 

りえの会社からは、外商担当・人事教育担当・進物商品の多い売り場から数人が参加していました。

 

研修費もかかるのと誰でも受けれるわけではなかったのですが、年々認知されてきています。今は、資格保有者も増えています。

 

専門の知識を持った販売員が、デパートには配置されています。安心してギフトのご質問をしてください。

 

デパートで働いていて良かったと思うこと

「ギフトアドバイザー」の役目とは

研修では、テキストを元にギフトの背景にあるお心の形を品物にご提案する基本を学びます。

 

ギフトアドバイザーの研修内容は、商品を提案するというよりはしきたりについてを学びます。というのも、商品については日頃の仕事で皆さんスペシャリストだからです。

 

研修の主な内容は、冠婚葬祭についての知識を学ぶ事です。冠婚葬祭に直面しているお客様のご相談に乗れる専任の販売員を、目指しています。

 

様々な担当商品がありますので、その中から臨機応変にお品物を提案していきます。そして、一番の要が正しい掛け紙をお伝えする事です。

 

「掛け紙」、関西では「のし紙」と言います。掛け紙は、それぞれの土地によってしきたりが違うので本当に難しいです。

 

西日本でも大阪と京都・奈良・和歌山・四国・各地に独自の習わしがあります。

 

テキストは、関東を基本にしているので若干の相違がありますが、そのあたりは、各百貨店で基本となるマイスタンダードを作っていくと良いとのご指摘でした。

 

ネットの情報も、地域性が反映されにくいのでリアルな助言も大切にしてほしいと思います。

 

掛紙の意味

 

基本となる掛け紙の、熨斗の有る無しや水引の形と本数、一つ一つに意味があります。

 

熨斗は、引き延ばすと言う意味があるので、喜びごとにしか使いません。さらに、熨斗はアワビを乾燥させたものだったので、生臭を避けるため葬には使いません。

 

水引の結びには、蝶結びきり結びがあります。一般的な事柄には、何度ほどけても結べる蝶結び。切り結びは、ほどけない結びで、一度だけの事柄に用いる。例えば、ご結婚・お見舞い。

 

災害のお見舞いは、のしも水引も使いません。などなど。人生で起きる出来事に関わるギフトに御心を添える。

 

百貨店でお買い物をする時。その大きな目的が、ギフトなのではないか。ギフトアドバイザーとして、贈り物に、まごころを添えるお手伝いが出来れば嬉しく思います。

 

ちなみに認定試験では、お迎えからお見送りまでの販売実技もします。いわゆる、ロールプレイング試験です。

 

ここで見られるのは、お客様のご要望をどれだけ引き出せているか?が、合否のポイントとされるようです。普段の接客でも気をつけたいところです。

 

押し付けて販売していないか?本当に心から喜んでいただけるお品物をお買い上げいただけることが、販売する者にとっての喜びです。

 

ギフトアドバイザーがしきたりとともに心を贈ります

福袋やデパ地下で美味しいものを食べる。ファッションの流行を目で楽しむ。季節の行事を感じられる。友人と家族と楽しいひと時を過ごす。各地の特産品を一同に集めた催事などなど。

 

ぜひ、デパートで楽しい時間を過ごしてほしいと思います。

 

そして、季節の変わり目や人生のイベントの折には、私達・ギフトアドバイザーがお客様の大切な人への、まごころのこもったお品物を贈るお手伝いをしたいと思っています。

ギフトアドバイザー資格試験、受験当時のりえが気をつけていた事

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