プロフィール

ばら2017

はじめまして、りえです。

 

こちらのサイトにお越しくださいまして、ありがとうございます。簡単に自己紹介をさせていただきます。

 

京都の美大を卒業してはや30年、ずっとデパートで働いてきました。絵に関わる仕事は全くしてきませんでした。学びと仕事は別もの。

 

そんなに真剣に勉強してこなかったし特に伝られることもありません。たまに美術館に行ったり、神社仏閣に浸ったり のらりくらりと生活しています。

 

その間、結婚、出産、そして離婚の経験をしました。

 

子供はかけがえのない宝物ですが、自分とは別の人生があります。依存する事の無いように、自立した明るい老後を構築するために いま、精一杯生きています。

 

53歳の春。

 

更年期もそろそろ終盤かと思いきや、バセドウ病が発症。治療を開始し、長い闘病生活と仕事の両立を悪戦苦闘していたころ。

 

電車で1時間の実家に、離れて暮らしていた両親。母が、突然入院することになりました。父は昔気質の80代。母は専業主婦でした。

 

りえには妹が一人いましたが、数年前に病気で他界しています。その時の母は、相当なショックを受けていました。ちょうど、離婚した頃でしたので同居をしようかと思ったほどでした。

 

一度放れて暮らした家族が、また同じ家で暮らすのはけっこう大変です。そのまま、一人娘と別に暮らしてきました。

 

ところが、母のとつぜんの入院で、家事どころか、自分の身の回りのこともできない父との介護生活が始まりました。

 

人生いろいろありますね。

 

自宅介護を検討したものの、結局決心がつかず。父の介護は、りえの自宅近くの施設に入所というかたちで続けています。母の入院も早8ヶ月になります。

 

このまま長期入院出来るものなのか?

 

病院を転々とする入院生活に疲れ果てるのは、母かりえか?介護離職もちらつく中、転職も考えながら日々生活を送っています。

 

それまでは、仕事に対しても自分の人生に対しても真剣に向き合っていなかったと思います。今、これから、そして生涯について改めて見つめ直そうと思います。

 

2017年

 

父の施設入所、母の療養病床入院と安定しかけたかに見えた別居介護に突然の終止符です。父が、入所施設で問題行動をおこしてしまいました。

 

前立腺の既往症を持つ父は、男性ホルモンが多いのかも知れません。女性入所者と仲良くなりすぎてしまいました。

 

お互いの部屋を行き来するようになり、ベッドに潜り込んでしまうようになりました。

 

父のことだけを考えれば、いくつになっても元気があって生きているのは素晴らしい。でも、このまま施設にはいられない。母は、母で次の転院先を探さなくてはいけなくなりました。

 

いっその事、仕事をやめて自宅で介護しようか? 介護体制の見直しをすることを決め、ひとまず介護休職を申請。

 

そうして、父は施設から自宅に戻り、母は自宅にいちばん近い病院に転院、わたしは通いながらの在宅介護に切り替えました。

 

更年期障害もバセドウ病も抱えての介護生活、第2章がスタートしました。

 

りえの老後もちょっと不安、でも新しい生活もありかもしれない、そんな50代です。母の入院は、りえの生活の見直しを後押ししてくれているのかも知れないなあとも思います。

 

2018年、仕事に復帰

 

介護休職にも期限があります。労働基準法で決められている93日、さらに企業で独自に決めている休職期間を満了して、仕事に復帰しました。

 

父は、形の上では自宅での一人暮らし。母は、胃ろうを増設して退院、介護老人保健施設(いわゆる老健)に入所しました。

 

仕事に復帰するにあたり、よくできた娘は父(祖父)の見守り同居を提案してくれました。

 

二人で交互に父の生活を見守るという介護生活をしています。朝は、デイサービスのお迎えを確認してから出勤、日中はデイサービス、夕食は宅配のお弁当から、一人で就寝してもらいます。

 

娘も成人してから急に大人になったと思います。子供の成長は目をみはるばかりです。

 

母は、老健施設にお任せ。週に3日ほど、食事時間に付き添いをします。胃ろう造設後の経口摂取のリハビリもうまくいき、3食食べれるようになりました。

 

実家からの出勤は、体力も気力も必要で、持病をかかえながらどこまでのサポートが、いつまで出来るのかが今後の課題です。

 

介護に関して、先のことを心配しても仕方がないので、そのときに考えようと気楽に考えながら生活を楽しんでいけたらいいなあと思います。

 

祖父と孫の生活は、お互いに良い刺激が見られます。認知症の薬を飲んでいないのですが、まったく問題もなくますます元気になってきています。

 

人との関わりあいって大切だなあと思います。