認知症の父を別居介護出来るのか?

こんにちは、りえです。

高齢の両親と離れて暮らす子供は、悩ましいですね。

どちらかに、何かが起こったとき。
子供は、どうすれば良いのか。

どうするべきなのか、日々葛藤中です。

目次

別居している両親の介護

介護は、突然始まることが多い。

わかっていたことなのに。
高齢の両親を持つ子供は、いずれそういう日が来ること。

心の準備はしていたつもりだった。
でも、つもり。

本当にその日がきたときは、なにをして良いのかわからない。

あわてる。

でも、どうして良いのかわからない。

少ない知識で、なんとかしようと動く。

ちょっと時間が経つと、他の人はどうしているんだろうかと気になる。
そして、調べてみる。

本も読んでみた。
情報を発信している人も多い。

とても役に立った。

ああ、そうなのか。
りえもやってみよう。

でも。

それぞれの家庭で、それぞれの環境があって。
みんな違う。
同じじゃない。

出来ることもあるし、出来ないこともある。

    • 両親の性格
    • 住宅事情
    • 経済背景
    • 仕事の環境
    • 家庭事情
    • 病院の対応
    • 病気の程度

みんな、違う。

要介護者の環境と、主介護者の環境、
両方を考えるのが、難しい。

ここは、考え方の違いだ。

出来ると思ってするのと、
出来ないと思ってしないの違い。

だから、本当は出来る。

父の認知症は中程度らしい

かかりつけ医で、認知症の検査をしてもらった。
専門医は、初診の予約だけで一ヶ月待ちだと言われた。

    • 長谷川式
      20点満点中、7点

これは、かなり悪いみたいだ。

検査結果からは、かなり進行した認知症なのかもしれない。

一緒にいる家族としての認識は、ちょっと物忘れしている陽気な老人。

特に徘徊もないし、怒り出すことも、妄想もない。
一緒に暮らしていて、イラッとすることは多いけど、なんとかなると思う。

画像と照らし合わせて、現在の病名は
「アルツハイマー型認知症」らしい。

薬も4種類くらいあるらしい。

薬飲みますか?
一度飲むと、途中でやめたりできないっぽい。

飲むとどうなるのか?
まだ、薬は飲んでいない。

始めるか、もう少し待ってみるか、何の根拠もないのに判断を聞かれる。
わかりません。
じゃあ、また決めたら教えてください。
と、言われて帰る。

家族が決めることが、とても多い。

自分の事なのに、父は自分で決められない。
子供なのに、親の生死のことを決めなくてはならない。

もっと早く、考えておいたら良かった。
介護しながら、そう思うことが多い。

認知症でも、男性でも一人暮らし出来るのか?

急いで申請した要介護認定。

決まったケアマネージャーさんは、とても頼りになる味方。
いろいろと相談が出来る他人だ。

介護のことは専門家に任せる。

やってみないとわからない。

介護保険を使って、自宅で一人暮らししながら、生活する。


それが、一つの目標だ。
父が、自分で出来ることは一人でする。
でも、子供は心配。

同居できれば一番いいけど、できない場合は、
近くで見守れること。

近くってどれくらいの距離だろう。

歩いて行ける距離?
電車で1時間は、遠いのか、近いのか?

りえもはじめは毎日通って、食事や身の回りのことをしていた。

疲れた。

実家に泊まる日も増えてきた。
やり過ぎるのは、精神的にも体力的にもキツイ。

少しづつ、一人で生活できるようにと、ケアプランを立ててもらう。

できるだけ、一人でいる時間がないようにする。
脳に刺激を与えてもらう。

認知症は、進行を遅らせる治療しか出来ないと言われている。
改善することはない。

老化だから。

通いのデイサービスを利用して、入浴と着替えと昼食。

夕食は、弁当を配達してもらう。
洗濯もヘルパーさんに頼める。

出来なくはない。

きっと出来る。

でも、

やってみる勇気がなかった。
介護休職の期限が、切れる。

仕事をしながらの介護に不安を抱えたまま、父を一人にできなかった。
安心して暮らせることを優先した。

りえが、安心していられる方だ。

任せられるところは、任せる。
人の手を借りる。

施設という選択


一時的に、父は施設に入所することにした。

りえが、仕事をしながら介護する為の時間的余裕をもらう。
体力的にも、精神的にも、仕事を続ける準備をする。

りえが無理をして、共倒れにならないようにちょっと離れる。

りえの転職も考えながら、今後を考えていきたいと思う。
介護出来る環境、父も母も一番いいと思える生活をおくること。

りえの生活も保てること。

どちらも考えて、良いと思う選択がどれなのか、未だにわからない。
正解は、一つでは無いと思う。

やってみて、一つづつ修正していこう。

今の日本は、高齢化社会であり、核家族化も進んでる。

りえの周りでも、離婚する人も多い。
夫婦で助け合えると良いなあ、と思う。

一人だと色々心細い。
でも、煩わしくもない。
どっちもどっちだ。

同じような境遇の人も多いだろう。
りえも、何度も介護離職という言葉が、頭をよぎった。
でも、仕事は続けるようにしたいと思う。

父にとっての幸せも、もちろん考えていきたい。

りえのまとめ

認知症の父の別居介護を一時的に断念したりえです。
りえの出した結論は、自分の仕事を出来るように一時父から離れる事でした。

りえの選んだ施設は、自転車で5分。
毎日通って顔をみる。

しばらくは、通院も続けて実家近くの病院に通う。

認知症の専門医にも、見てもらった。
そして、薬を開始した。

父の認知症の進行を緩やかにしてもらえ薬だ。

その後の父の様子は言うと、はじめは施設の部屋が狭いと散々文句を言っていた。

「実家に戻る!」と言い張っていた。

それが、1ヶ月もすると「一人で暮らすには丁度いい大きさ」に変わっていた。
この変化が何なのか?

娘としては、よくわからない。

今のところ、父にとって施設の暮らしは合っているようなのだ。


一時的。

一緒に暮らす為に転職も考えているのだけど、
日々悩ましい。

父の施設の様子なども、見ていこうと思います。

認知症の父の別居介護・住宅型有料老人ホームでの様子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください