こんにちは、りえです。
住宅型老人ホームを退所した父、施設では訪問看護をうけていました。
施設退所と共に主治医が居なくなってしまったのです。
父の今後の生活のためにも、在宅医療もみすえての主治医探しです。
やはり内科かなあ。
父は、高血圧とか狭心症とか持病があります。
人生80年も生きてくるといろいろあります。
50年しか生きていないりえでも、持病が増えてきていますから。
目次
父の主治医を決める
いざという時、在宅の往診をしてくれるところがいい。
歩いていけるところ。
あんまり選択肢はない田舎です。
JRの駅前にクリニックがあります。
父の自宅からは10分くらい歩きます。
それもいい運動になるかな。
デイサービスのない日の夕方、父と共にクリニックを受診しました。
施設の訪問看護をうけおっていたクリニックからの紹介状も持っていきました。
と、言っても、一度検査をしたくらいのお付き合いです。
施設にも3ヶ月しか居ませんでしたから。
父は2年ほど前に狭心症の手術をしています。
その頃から薬を服用しています。
施設退所時に一緒に帰宅した薬がもう無くなりそうなので、薬をもらう必要にも迫られていました。
今、通っている病院は3つです。
- 圧迫骨折治療中に脊椎外科
- 前立腺肥大の手術をした泌尿器科
- 認知症の物忘れ外来の心療内科
そして、狭心症の経過観察をしていた総合病院から施設の訪問看護に切り替えたところだったのです。
高齢者と薬
母が倒れて、実家に通うようになって驚いたこと。
大量の薬が飲まれないまま、薬箱にあふれていたこと。
それでも認知症状のため、次々と病院のはしごをして同じような薬を大量に処方され続けていた。
まず、薬手帳を一つにするところから始めて、今の状態に落ち着いています。
施設に入るまでに、さらに眠剤が2錠処方されていました。
現在の薬は
- 狭心症の血栓を予防する薬が2種類。
- 胃腸薬が1種類。
- 血圧を下げる薬が1種類。
- 頻尿を押さえる薬が1種類。
- 認知症の薬が1種類。
合計6種類を飲んでいる。
多いか少ないかはわかりません。
3つの専門医からの処方なので、勝手には減らせない。
本当に必要な薬だけにしたいと思っている。
このあたりも主治医と相談していきたいと思っていた。
認知症の薬を飲み始めてから、テンションが高めになっていること。
その結果、施設を退所することになってしまったこと。
今回、地元のクリニックの医師に相談。
実は、クリニックに行く前からアリセプトを飲むのを止めようかと思っていたのだ。
父のテンションの高さとか攻撃性が認知症の薬の副作用であるかも知れない。
医師は、認知症も一緒に診てくれると言う。
薬も別のものにしましょうか?と言ってくれた。
それとも、一旦飲むのを止めましょう!と言ってくれた。
その言葉を聞きたかった。
家族と医師が同じ気持ちでいれることが嬉しいと思った。
アリセプトは飲むのをやめることにした。
経過観察のために2週間後に通院する。
父が今一番気をつけるのは、狭心症を再発させないことだ。
そのための薬はやめられない。
介護に必要なのは、日々の経過観察だと思う。
在宅で一緒にいると、ちょっとした変化に気づきやすい。
どうしても施設では後手にまわる。
この3ヶ月で嫌というほど学んだ。
薬のやめどき
薬のやめどき
介護が始まってからいろんな本を読んだ。
まだまだ少ない読書量だと思いますが、その中でもとても感銘を受けた本の一つを執筆されていたのが長尾和宏先生です。
今回は、こちらの「薬のやめどき」を読ませていただいて、さらに介護に携わる家族としてとてもわかりやすく納得出来る内容だと思いました。
実家の薬の量に、あ然としたことを読みながら思い出しました。
長尾先生は、看取りのお医者さまとして医療にたずさわっていらっしゃる立場での提案として参考にしたいと思います。
父の場合は、そんなに大量に薬を飲んでいるわけでは無いと思っています。
でも、減らせるものなら減らしたほうがいいと思う。
どんな薬でも副作用はあるのだから。
「薬のやめどき」
長尾先生の経験に基づいた薬と高齢者のお話です。
長尾先生の元に来院される高齢者の方々は、20種類〜30種類の薬を飲み続けている人。
寝たきりになっている認知症患者さんにが、認知症の薬を飲ませつつけている現実についても赤裸々に訴えています。
高齢者を取り巻く医療現場の悲鳴が聞こえてきました。
それは、隣で起こっていることかもしれないし、自分のところに起こることかも知れない。
他人事とは思えない介護の現場を知ることの出来る良い本です。
アリセプトを止めて3日目
今日で、アリセプト5mgを止めてから3日目です。
特に変わったことと言えば、攻撃性が少なくなった事。
テレビに向かって小言を言うこともなくなりました。
意味不明の掛け声もなくなりました。
「よいしょ!」って、何かにつけて言ってました。
元気が無くなったわけではありません。
駅までの10分間のウオーキングも出来ます。
施設にいたときの足の麻痺もなくなっていました。
次の通院までしっかりと父の変化を見守っていきたいと思います。
父の認知症の薬をやめて2週間経過。