X
    カテゴリー 健康

敬老の日を前に思うこと【2017】平成生まれは100歳まで生きるらしい!健康寿命と医療費について

こんにちは、りえです。

もうすぐ、敬老の日です。

今年の敬老の日は、いつもお世話になっているデイサービスで、父と一緒にお楽しみ会に参加する予定です。

ちょうど一年前、まだ両親が2人で仲良く暮らしている頃の事を思い出しながら、今の感想を書いてみたいと思います。

今日、新聞で見た日本の医療費が14年ぶりに減少したと厚生労働省が発表したというニュースにちょっと動揺しました。

2016年度の日本の医療費の金額が、41兆2865億円だそうです。

とてつもない金額です。

前年度より1762億円減少したそうです。

大きな金額過ぎて、よくわかりませんよね。

現在入院中の母や、介護保険を利用している父と毎日過ごすしている、ごく普通の患者家族の感想です。

平成生まれは100歳まで生きるらしい

厚生労働省が発表した2016年度の医療費が、総額41兆2865億円。

内訳は、入院費16兆5000億円、外来14兆2000億円、調剤7兆5000億円、歯科2兆9000億円だそうです。

国民一人あたりの医療費は32万5000円。

前年度より、200円減少したそうです。

とにかくスゴイ数字ですね。

母も父も日々お世話になっている医療費。

特に母のこの一年間の医療費は、数百万円単位。

今後もお世話になるだろうと思われます。

前年度よりも減少したのは、14年ぶりという事実がニュースとなっていましたが、これは表面上そうなったよ、という説明のように思いました。

高額な薬の値下げによる減少が大きな要因で、現状の高齢化や医療の高度化による医療費の増加傾向に、変化はないらしいので。

今後、ますます高齢化は進むだろうし、さらに平成生まれは100歳まで生きると言われています。

100歳! りえは、まだ半分しか生きていない。

この、100歳が健康に迎えられる100歳なら問題はないのだけれど、寝たきりの100歳なら辛いなあ。

我が家の医療費

母が脳梗塞で入院、父親も持病で毎月病院にはかかりきりだ。

80歳の高齢世帯はどこも似たり寄ったりだと思う。

家庭の医療費はどうなっているか?というと。

後期高齢者医療制度の標準負担額減額認定を受けているので、世帯で一定の金額の負担だけで済んでいます。

入院が長引く時や、高額になりそうな時は予め市役所に申請にしておくと支払いが定額になると、病院のソーシャルワーカーさんから教わりました。

市役所に申請に行き、認定書を発行してもらい病院に提出しています。

りえの両親の市役所は、即時発行でした。

高額療養費の現物給付化が、平成24年から外来の医療にも適用されています。

現役世代の方々も利用出来ます。

それぞれの健康保険組合や協会に申請してください。

実際に病院に支払うのは、医養費だけではなくその他の金額がけっこう高額です。

日用品(タオルやバスタオルや病衣)のリース、おむつ代金、食事代などです。

医療費よりずっと高額です。

急性期の病院は、医療費以外の金額は少なかったのですが、療養病院や一般病院はその他の金額が高額だなあと思います。

医療費以外にも、病院に支払う金額を入れると、寝たきりの高齢者にかかる医療費は倍くらいでしょうか。

我が家の場合の医療費とその他リース料を含めて、一年間の病院への実際の支払い額は約70万円でした。 これが年金でまかなえれば、いいのになあと思います。

介護しながら思うこと・職場編

現在は介護休職中ですが、デパートには様々なお客様がご来店いただきます。

ご家族連れ、お一人で、お仕事の合間に。

りえは、ついご高齢のお客様に目が行ってしまうことが多かったのですが、お元気そうなご様子を楽しく拝見していました。

お孫様とのお買い物だと、嬉しそうに「孫です」とご紹介していただいたこともあります。

毎日、朝一番にご来店いただくお客様が、いらっしゃらなかったら心配になります。

翌日、元気なご様子に安心したりします。

独居の高齢のお客様が、増えてきたように感じますし、商品展開も意識して品揃えをしています。

自分の両親を思いながら、親切に丁寧に接客を心がけていました。

販売員の中にも、介護を終えて仕事に戻ってきた人、介護しつつ働く人、今後ますます増えていくのだろうなと思います。

介護しながら思うこと・現在

入院中の母。

自宅で介護保険を利用する父。

2人の見守りを続けている患者家族として。

病院で見る現実は、日々搬送される高齢者と同じく高齢の患者家族の多さです。

明日からの、今日からの生活にさえ不安しかない、そんな方々を多く見る。

今日の食事をどうしたらいいのか? 着替えがどこにあるのか? 冬の布団を出さなければ・・・。

女性が入院して、男性が残される。

我が家もそうだけど、とても大変だ。 入院中の母と同室のご家族さま。

母と同じくらいのご年齢なのだろう、母の年齢を聞いて絶句された。

ご自分と重ねてしまったご様子だ。

「健康寿命」の大切さが頭をよぎる。

まとめ・健康寿命が100歳ならいいなあ

敬老の日の前には、最高齢の人たちがテレビで紹介される。

2017年は117歳の女性です。

ギネスに認定されてた世界一の長寿。

とてもお元気だし、素晴らしいと思う。 日本は、平均寿命が長い。

それは、とてもいいことだと思う。

しかし、母のように寝たきりで寿命を伸ばしている人も多くいる現実を、今まで知らなかった。 健康寿命の本当の意味をもう一度考えようと思う。

医療費がかかるのも事実だし、老後の生活費も心配だ。 だからと貯蓄だけをせっせとしていても、楽しい老後が送れるとは限らない。

寝たきりになってしまって、意識もなくなったら、何がしたかったのか? 母ももっとしたいこと、行きたい場所があったんじゃないだろうか?

動けるうちにやりたいことをして、行きたいところに行くのがいいのではないかと思う。

りえ: 短大を卒業して、気づけば30年。デパートで販売しています。更年期の体調不良に悩まされ、バセドウ病で休職、復帰した途端に両親の介護が始まりました。人生まだ半分!これからこれから!
関連記事